アップル生産3割増で部品メーカーに追い風!iPhone12関連銘柄を紹介

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紫垣英昭

昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介

アップルが2020年10月13日に発表した最新iPhone「iPhone12」が世界中で好評な売れ行きとなっています。

「iPhone12」はiPhone初の5G対応スマホとしても注目が集まっており、世界中で5Gの利用が大きく進むきっかけの一つにもなりそうです。

アップルは、2021年前期に5G対応iPhoneの生産計画を3割増しとする方針を取引企業に伝えていると報じられており、アップルの主要サプライヤーである日本の部品メーカーにとっても追い風となることが期待されます。

今回は、アップルの新型iPhone「iPhone12」の概要や株式市場で注目されるトピックについて解説した上で、代表的なiPhone12関連銘柄(アップル関連銘柄)についてチャート付きで紹介していきます。

この記事を読んで得られること
  • アップルの新型iPhone「iPhone12」の概要や株式市場で注目されるトピックがわかる
  • 代表的なiPhone12関連銘柄(アップル関連銘柄)がチャート付きでわかる
  • アップル関連銘柄やiPhone関連銘柄として注目される銘柄の中で成長株として注目されている2銘柄がわかる

1.iPhone12とは?

iPhone12は、アメリカのIT大手アップルが2020年10月13日に発表した最新のスマートフォンです。

iPhone12は、iPhoneシリーズ初の5G対応スマホとなったことから大きな注目を集めており、世界中に最高の5G体験をもたらすことをうたっています。

iPhone12は、「iPhone12」「iPhone12 Pro」「iPhone12 mini」「iPhone12 Pro Max」の4機種が発表されており、「iPhone12」「iPhone12 Pro」は2020年10月23日、「iPhone12 mini」「iPhone12 Pro Max」は2020年11月13日に日本を含む世界中で発売となりました。

iPhone初の5G対応スマホということで世界的に売れ行きは好調となっており、2020年12月15日付けの日経新聞では、アップルは2021年上半期に5G対応スマホの生産を3割増の最大9,600万台にすると報じられています。

ここで、iPhone12を手掛けるアップルの株価を見てみましょう。

Apple(AAPL)の日足チャート

(引用 : https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-AAPL/)

アップルの時価総額は、2020年12月16日時点で2.17兆ドルとなっています。GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)の中でも時価総額トップとなっており、世界最大の石油企業サウジアラムコも上回る世界トップ企業です。

2020年のアップルの株価を見てみると、コロナショックで大きく下げたもののその後は大きく上昇し、年9月1日に最高値を付けました。ただ、9月以降は調整となっていることが分かります。

特に、iPhone12を発表した10月13日以降はむしろ売られています。アップルが5G対応スマホを発表することは織り込み済みであり、材料出尽くしの売りに押される形となりました。

ただ、iPhone12が好調で3割増産が伝えられている2020年12月には反発基調となっており、2020年9月に付けた最高値を更新していくトレンドとなってもおかしくありません。

2.iPhone12には日本メーカーの部品が数多く使われている

世界のスマートフォン市場では、日本メーカーは全滅の状況となっていますが、スマートフォン部品では日本企業は現在でも強みを持ちます。

Nikkei Asiaが行った調査によると、「iPhone12 Pro」の構成部品を原価で見た際の国別シェアは、韓国26.8%、アメリカ21.9%、ヨーロッパ各国21.9%、日本13.6%となっているとのことです。

韓国が高いシェアとなっているのは原価率が高い有機ELディスプレイを供給しているためですが、日本企業もカメラや電子部品の分野では存在感を発揮しています。

特に、「iPhone12 Pro」の目玉の一つであるトリプルカメラに採用されているCMOSイメージセンサーはソニー製となっており、ロジックボードには村田製作所の電子部品が数多く採用されています。

いずれにしても、アップルは2021年上半期に3割増産する方針だと報じられており、日本の電子部品メーカーの業績にプラスになることは間違いありません。

それでは、iPhone12に部品を提供しているiPhone12関連銘柄を部品ごとに見ていきましょう。

3.カメラ

iPhone12の売りの一つはカメラです。特に、「iPhone12 Pro」のトリプルカメラはセールスポイントとなっています。

3-1【6758】ソニー

世界的AVメーカー【6758】ソニーが開発する「CMOSイメージセンサー」は、iPhone12だけではなく世界中のスマホカメラに採用されていることで知られています。

【6758】ソニーの日足チャート

iPhone12が発表されて以降(上図赤丸)のソニーの株価は、順調に上がっていることが分かります。

最新ゲーム機「プレイステーション5」を発売して全世界的に好調な売れ行きとなったことも追い風になったと見られます。

なお、この時期には日経平均も大きく上がっています。日経平均が2020年10月から12月に約23,000円から約26,500円まで約15%上がった一方、ソニーは約7,800円から約9,700円まで約+24%上がっており、日経平均よりも大きく上がりました。

3-2【6770】アルプスアルパイン

電子部品メーカー大手【6770】アルプスアルパインは、スマートフォン用カメラアクチュエーターを手掛けているiPhone12関連銘柄です。

同社は、アップルと株価が連動しやすいアップル関連銘柄としても知られています。

【6770】アルプスアルパインの日足チャート

アルプスアルパインの株価は、iPhone12が発表されてから(上図赤丸)、わずかに上昇したものの、その後は下落トレンドとなっています。

ただ、アップルが3割増産すると報じられたことを受けて、12月16日に大きく反発しています(上図青丸)。

4.電子部品(高周波製品)

スマートフォンに使われる電子部品では、特に高周波製品を手掛けている銘柄に注目が集まります。

高周波製品とは、さまざまな高周波回路に使われる電子部品のことで、「RF部品」とも呼ばれるものです。スマートフォンはもちろん通信機器には欠かせない電子部品となっています。

日本企業の高周波製品はiPhoneにも数多く採用されており、アップル関連銘柄の代表的なセクターです。

4-1【6762】TDK

電子部品メーカー大手の【6762】TDKは高周波製品に強く、スマートフォンはもちろん、車載用や基地局用などさまざまな用途の高周波製品を提供しています。

iPhoneにも多くの高周波製品を提供しているほか、スマホ向け二次電池でも強みを持つことから、代表的なアップル関連銘柄としても知られています。

【6762】TDKの日足チャート

TDKの株価は、アップルがiPhone12を発表して以降(上図赤丸)は順調に上がっています。

2020年11月下旬には上場来高値を更新しました。

今後、アップルが5G対応スマホを3割増することによって、さらに大きく買われても不思議ではありません。

4-2【6981】村田製作所

電子部品大手の【6981】村田製作所は、東証を代表するアップル関連銘柄の一つです。

同社は、スマートフォンにも欠かせないセラミックコンデンサで世界トップシェアを誇っており、アップルの主要サプライヤーとしても知られています。

【6981】村田製作所の日足チャート

村田製作所の株価は、iPhone12が発表されて以降(上図赤丸)に大きく上がっていることが一目瞭然です。

今後も、iPhoneやアップルに関連する銘柄として必ずチェックしておきましょう。

4-3【6976】太陽誘電

セラミックコンデンサ大手の【6976】太陽誘電は、積層セラミックコンデンサ(MCLL)をアップルに供給しており、代表的なiPhoneサプライヤーとして知られています。

【6976】太陽誘電の日足チャート

太陽誘電の株価もTDK・村田製作所と同じく、iPhone12発表後(上図赤丸)に大きく上がっていることが分かります。

2001年のITバブル以来、19年ぶりの高値となっています。

5.有機ELディスプレイ

iPhone12の画面に使われている有機ELディスプレイは、韓国のサムスン電子が主要サプライヤーとなっていますが、日本企業は有機EL材料の分野で強みを持っています。

5-1【6988】日東電工

テープやフィルムなどの総合材料メーカー【6988】日東電工は、有機ELディスプレイ向け偏光板を手掛けていることで知られています。

同社は、日本では数少ない有機ELディスプレイ関連銘柄です。

【6988】日東電工の日足チャート

日東電工の株価は、iPhone12発表以降(上図赤丸)、大きく買われています。

6.その他電子部品

iPhone12に使われているその他の電子部品メーカーを抑えておきましょう。

6-1【6963】ローム

カスタムLSIメーカーの【6963】ロームは、アップルのサプライヤーとしてたびたび名前が挙がる銘柄です。

同社は、スマートフォンに欠かせない加速度センサーを始めとする、多種多様なセンサーICを手掛けています。

【6963】ロームの日足チャート

ロームの株価は、iPhone12発表以降(上図赤丸)は上昇後に下落となっていましたが、11月以降は大きく買われています。

6-2【5201】AGC

ディスプレイ用ガラスを手掛ける【5201】AGCも、iPhoneのサプライヤーとして名前が挙がる企業です。

【5201】AGCの日足チャート

AGCの株価は、iPhone12発表後(上図赤丸)に上がっていることが分かります。

6-3【6807】日本航空電子工業

コネクター大手の【6807】日本航空電子工業も、コネクターのサプライヤーとしてアップルやiPhone関連銘柄に位置付けられる銘柄です。

【6807】日本航空電子工業の日足チャート

日本航空電子工業の株価は、iPhone12発表後(上図赤丸)は横ばいとなっています。

6-4【6479】ミネベアミツミ

電器部品メーカー大手の【6479】ミネベアミツミは、アップルに薄型LEDバックライトやカメラ用部品を提供していることで知られています。

ただ、同社は、iPhoneが液晶から有機ELに切り替えると報じられたことで薄型LEDバックライトの需要が低下すると懸念されたことから売られた過去があります。

【6479】ミネベアミツミの日足チャート

ミネベアミツミの株価は、直近の2020年11月には上昇していますが、iPhone12が発表された直後(上図赤丸)はほとんど反応しませんでした。

iPhoneが有機ELを採用したことによって、近年はアップルやiPhone関連銘柄として物色されづらくなっています。

まとめ

今回は、アップルの新型iPhone「iPhone12」の概要や株式市場で注目されるトピックについて解説した上で、代表的なiPhone12関連銘柄(アップル関連銘柄)についてチャート付きで紹介してきました。

iPhone初の5G対応スマホとなったiPhone12は世界的に売れ行き好調となっており、アップルは2021年上半期に3割増産すると報じられています。

日本メーカーは、近年は韓国企業などに押されつつあるものの、それでもアップルの重要サプライヤーとしての地位を保っており、【6758】ソニーのCMOSイメージセンサーや、【6981】村田製作所のセラミックコンデンサなどでは強みを持っています。

同時期に日経平均も大きく上げたことは割り引いて考える必要があるものの、アップルがiPhone12を発表した2020年10月13日以降、iPhone12関連銘柄は大きく上昇した銘柄が目立っています。

アップル関連銘柄やiPhone関連銘柄として注目される【6758】ソニーや【6762】TDK、【6981】村田製作所などはiPhone12を抜きにしても注目の成長株であるため、是非ともチェックしておきましょう。

紫垣 英昭

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