【新型コロナ相場】2020年注目IPO銘柄の動向をチャート付きで解説!

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紫垣英昭

昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介

2020年3月中旬以降の新型コロナ相場では、株式市場は約4ヶ月に渡って反発局面となっています。

実体経済と反して株高になっている背景としては、新型コロナ対策によって市中に溢れたマネーが株式市場に流れていることが最有力とされますが、このマネーはIPO銘柄にも流れています。

IPO投資というと、そもそも当選確率が非常に低く、多くの銘柄が初値を付けてから暴落する“IPOゴール”が多いことが特徴ですが、新型コロナ相場においてはIPO後にも上昇している傾向があるため、抑えておいても損はありません。

今回は、新型コロナ相場の最中にIPOした代表的な銘柄について、公募価格に対する上場初値の動向に加え、IPO後の株価推移についてもチャート付きで解説していきます。

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1.新型コロナ相場ではIPO銘柄も大きく買われている

新型コロナ相場では、IPO銘柄にも大きな資金が流れてきています。

1-1 そもそもIPOとは?

IPOとは、企業が市場に新規上場して、一般投資家にも株式を自由に譲渡できるようになることです。

新たにIPOする企業の株は公募を通して購入者の抽選が行われ、抽選に当選すると公募価格で購入することができます。

IPO銘柄が上場時に付ける上場初値は、公募価格の数倍の価格を付けることも珍しくありません。

IPOに応募して公募価格で株式を取得し、上場初値を付けた段階ですぐに売却する投資手法は「IPO投資」と呼ばれています。

ただ、IPO公募の抽選に当たるのは宝くじ並みの倍率となっており、初値が公募価格割れすることも当然ながらあります。

また、IPO銘柄は、初値に高値を付けて新規上場後には暴落していく、いわゆる「IPOゴール」と呼ばれる価格推移をすることも少なくありません。

1-2 2020年のIPO状況について

2020年上半期のIPO銘柄数を月別に見ると、次のようになっています。

※出典:日本取引所「新規上場会社情報」より

2020年

IPO銘柄数

1月

0

2月

4

3月

23

4月

2

5月

3

6月

6

上半期合計

38

2020年3月にはIPOが23件と最多となっていますが、新型コロナの影響もあり、その後はIPO件数も少なくなっています。

特に、4月は8銘柄のIPOが中止となりました。

また、2020年上半期のIPOを市場別に見ると次の通りです。

市場

2020年上半期IPO銘柄数

東証一部

2

東証二部

4

東証マザーズ

22

東証JASDAQ

5

TOKYO PRO Market

5

合計

38

なお、TOKYO PRO Marketはプロ投資家限定の市場であるため、TOKYO PRO Marketを差し引いた2020年上半期のIPO銘柄数は33銘柄となります。

このIPO状況を踏まえた上で、2020年3月以降の新型コロナ相場においてIPOした代表的な銘柄について、公募価格に対する上場初値の動向に加え、IPO後の株価推移について見ていきましょう。

2.2020年3月のIPO銘柄

2020年3月にIPOした銘柄について見ていきましょう。

2-1 【9326】関通

配送センター代行業務を展開する【9326】関通は、2020年3月19日にIPOとなりました。

【9326】関通の日足チャート

関通のIPO公募価格は490円でしたが、初値は1,032円公募価格の+110%となりました(上図赤丸)。IPO後にも上昇が続き、4月21日には4,680円まで上昇(上図青丸)。公募価格から最大で9.55倍の水準にまで上昇し、その後は下落してから横ばいとなっています。

IPO後にもこれだけ買われた理由は、新型コロナによる巣ごもり消費の拡大があったことは間違いないでしょう。

新型コロナの影響でネット通販(Eコマース)は好況となっていますが、配送センター代行業務を手掛ける同社は、巣ごもり消費の拡大で最も影響を受けた銘柄の一つとなっています。

2-2 【7093】アディッシュ

SNSの炎上監視サービスや、学校のネットいじめ対策コンサルティングなどを手掛ける【7093】アディッシュは、2020年3月26日にIPOとなりました。

【7093】アディッシュの日足チャート

アディッシュのIPO公募価格は1,230円に対して、初値は2,101円を付けて+70%のIPOとなりました(上図赤丸)。

IPO後にも大きく上昇していますが、この背景には、プロレスラーの木村花さんがSNS誹謗中傷を受けて亡くなった事件が影響しているものと見られます。

木村花さんが亡くなった5月23日後に大きく買われており(上図青丸)、5月28日には4,430円まで上昇しました。

2-3 【4493】サイバーセキュリティクラウド

AIによるセキュリティサービスを提供する【4493】サイバーセキュリティクラウドは、2020年3月26日にIPOとなりました。

【4493】サイバーセキュリティクラウドの日足チャート

サイバーセキュリティクラウドのIPO公募価格は4,500円に対して、IPO初値は9,210円を付けて+104%の好調なIPOとなりました(上図赤丸)。

IPO後にも急騰が続き、4月21日には45,050円まで上昇(上図青丸)。公募価格から10倍のIPOテンバガーを達成しています。

株価が上昇し過ぎてしまったことから、IPOから3ヶ月後の6月30日には1株→4株の株式分割を実施しています。

サイバーセキュリティーはテレワークの増加でも重要性が増すことから大きく買われることになった銘柄で、2020年のIPO市場を代表する銘柄です。

2-4 【7094】NexTone

音楽の著作権管理や利用促進サービスを展開する【7094】NexToneは、2020年3月30日にIPOしました。

【7094】NexToneの日足チャート

NexToneのIPO公募価格は1,700円に対して、初値は1,660円と、-2.4%となり公募割れとなってしまいました(上図赤丸)。

しかし、IPO後には上昇を続けており、5月21日には9,830円まで上昇しています(上図青丸)。

新型コロナ相場では東証マザーズ市場へ資金流入が続いていることが、大きく買われた背景にあると考えられます。

2-5 【4492】ゼネテック

組込みソフトウェアとハードウェアのシステム開発を手掛ける【4492】ゼネテックは、2020年3月19日にIPOしました。

【4492】ゼネテックの日足チャート

 

ゼネテックのIPO公募価格は1,700円に対して、初値は1,620円となり、-4.7%の公募割れとなってしまいました(上図赤丸)。IPO後も下落は止まらず、4月6日には1,010円まで下落…。公募割れのIPOゴールになるかと思われましたが、その後は大反発しており、6月8日には3,170円まで上昇しています(上図青丸)。

新型コロナ相場では、社会のIT化(デジタルトランスフォーメーション化)が進むと期待されていることから、システム開発会社は幅広く買われている傾向があります。

2-6 【7095】Macbee Planet

データ活用したマーケティング事業を手掛ける【7095】Macbee Planetは、2020年3月31日にIPOしました。

【7095】Macbee Planetの日足チャート

Macbee PlanetのIPO公募価格は1,830円に対して、初値は2,348円+28.3%となりました(上図赤丸)。

その後は下落して一時は公募価格割れとなりましたが、中期的には上昇しており、6月30日には公募価格から3倍以上となる5,690円にまで上昇しています(上図青丸)。

マザーズ市場全体が買われたことがIPO後の上昇に繋がったものと見られます。

3.2020年4月のIPO銘柄

2020年4月のIPO銘柄を見ていきましょう。

3-1 【7317】松屋アールアンドディ

自動車安全装置縫合システムやレーザー裁断機の開発を手掛ける【7317】松屋アールアンドディは、2020年4月6日にIPOしました。

【7317】松屋アールアンドディの日足チャート

松屋アールアンドディのIPO公募価格は910円に対して、初値は838円となり、-7.9%の公募割れとなってしまいました(上図赤丸)。

IPO翌日も下落して805円まで落としましたが、IPOから3日後に上昇が始まり、4月21日には3,175円まで上昇しています(上図青丸)。

4.2020年6月のIPO銘柄

2020年6月のIPO銘柄を見ていきましょう。

4-1 【4052】フィーチャ

先進運転支援システム(ADAS)向けの物体検知ソフトウェアを手掛ける【4052】フィーチャは、2020年6月26日にIPOしました。

【4052】フィーチャの日足チャート

フィーチャのIPO公募価格は520円に対して、初値は4,710円となり、+805%の大成功IPOとなりました(上図赤丸)。2020年上半期では、上場時に最も大きく上昇したIPOとなっています。上場日に5,410円まで上昇しており、IPOテンバガーも達成しています。

ただ、さすがにIPOで大きく上げ過ぎたことから、IPO以降は下落が続いており、これから投資するにはリスクがある銘柄です。

4-2 【4496】コマースOneホールディングス

ECサイト運営事業者にECプラットフォームサービスを提供する【4496】コマースOneホールディングスは、2020年6月29日にIPOしています。

【4496】コマースOneホールディングスの日足チャート

 

コマースOneホールディングスのIPO公募価格は1,600円に対して、初値は6,970円となり、+335%となっています(上図赤丸)。

大成功IPOですが、新規上場後は下落が続いています。

4-3 【7351】グッドパッチ

ユーザーインターフェースやユーザーエクスペリエンスに貢献するデザインを企業に提供する【7351】グッドパッチは、2020年6月30日にIPOとなっています。

【7351】グッドパッチの日足チャート

グッドパッチのIPO公募価格は690円に対して、初値は2,757円となり、+299%の大成功IPOとなりました(上図赤丸)。

上場後1週間は乱高下となっています。

まとめ

今回は、新型コロナ相場の2020年3月~6月にIPOした代表的な銘柄について、公募価格に対する初値の動向に加え、IPO後の株価推移についてもチャート付きで解説してきました。

新型コロナ相場では、東証一部の主要銘柄はもちろん、新興銘柄は特に大きく買われていますが、IPO銘柄も例外ではありません。

特に、新型コロナ相場の最中にIPOした銘柄の中では、【4493】サイバーセキュリティクラウドと【4052】フィーチャは公募価格から上場後高値までに10倍以上の上昇となっており、【9326】関通も10倍近くの上昇となっています。

2020年上半期のIPO銘柄数が33銘柄であることを考えると、新型コロナ相場におけるIPO銘柄は驚異的な値上がり率です。

新型コロナ相場において、IPO銘柄がIPO後にも大きく買われている背景には、マザーズ市場を始めとする新興銘柄全体が買われていることが大きく影響しているものと見られます。

ただ、新型コロナ相場においてIPO銘柄は絶好調ですが、バブル気味であることも確かであるため、IPO投資やIPO後の投資を手掛ける際にはリスク管理を徹底しておきましょう。

紫垣 英昭

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