EV(電気自動車)関連10銘柄!世界的EVシフトの波に乗り遅れるな!

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紫垣英昭

昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介

世界的なEVシフトの波が株式市場にも波及しつつあります。

2020年にはアメリカのEV大手テスラモーターズの時価総額が、トヨタ自動車を抜いて自動車メーカーで世界1位となりました。

そして、2020年秋には、アメリカや中国、ヨーロッパ各国がガソリン車の販売を2030~2040年までに禁止する方針を打ち出したことでEVシフトが加速。EV関連銘柄に大きな資金が流入してきています。

今回は、EV(電気自動車)の概要や世界的なEVシフトについて解説した上で、日本株で注目のEV関連銘柄についてチャート付きでご紹介していきます。

この記事を読んで得られること
  • EV(電気自動車)の概要や世界的なEVシフトについてわかる
  • EV関連銘柄の物色傾向がわかる
  • EV関連銘柄の株価動向がチャート付きでわかる

1.EV関連銘柄とは?

EVとは「Electric Vehicle」の略称で、「電気自動車」のことです。

ガソリンではなく、電気をエネルギー源として走行する自動車全般を指します。

EVのメリットとしては、ガソリンよりも安価な電気を使えるため燃費性能が良いこと、有害物質を排出しないため環境に優しいことが挙げられます。

また、EVにはエンジンを搭載しないため振動や騒音が発生せず、スムーズな加速を体験できるなど、ドライバーにとって快適な運転がしやすい点もメリットです。

一方、EVの普及を阻んでいる点としては、新車価格が高く、航続距離がガソリン車と比べて短い、充電に多くの時間が掛かることなどが挙げられます。

ただ、EVに使われるリチウムイオン電池の価格低下が進めば新車価格が下がることが期待されており、技術革新次第では、2020年代中盤頃にはEVがガソリン車よりコスト面で有利になる可能性が指摘されています。

また、航続距離についても電池やモーターの技術革新が進むことで改善が期待でき、充電時間についても急速充電器の発展で短くできることが期待できます。

しかし、日本の自動車メーカーはEVでは出遅れているのが現状です。

このため日本株のEV関連銘柄は、自動車メーカーよりも、リチウムイオン電池や急速充電器、モーターといったEVの材料や部材を手掛けている銘柄が中心となっています。

2.2020年にはEV関連銘柄が世界的に注目された

2020年にはEVシフトに関するニュースが相次ぎ、株式市場にもEVシフトの波が押し寄せてきています。

2-1 テスラモーターズの時価総額がトヨタを超えた

2020年の株式市場における重要ニュースの一つとして、アメリカのEV大手テスラモーターズの時価総額がトヨタ自動車を超えて世界一になったことがあります。

Tesla(TSLA)の月足チャート

(引用:https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-TSLA/)

テスラモーターズの時価総額は2020年12月1日時点で5,380億ドルとなっており、これはトヨタ自動車の時価総額約2,200億ドルの2倍以上となっています。

テスラの時価総額はトヨタどころか、日本の自動車メーカー9社(トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、スズキ、スバル、マツダ、三菱自動車、日野自動車、いすゞ)の時価総額合計よりも高くなっている状況です。

直近の業績(2020年7~9月期)を見てみると、テスラモーターズの売上高は約88億ドル、トヨタ自動車の売上は約650億ドルとなっており、トヨタに比べるとテスラの業績は7分の1程度です。

とはいえ、株式市場は現在の業績ではなく将来への期待を織り込むものです。

テスラモーターズの2020年7~9月期の売上高は過去最高を更新しており、この勢いが今後も続くとなると、将来的に業績でもトヨタを抜く可能性は十分に考えられます。

少なくとも、EVが自動車業界の最重要トレンドになっていくということが、世界中の投資家のコンセンサスになっていることは、テスラの株価からして間違いありません。

2-2 2020年秋には世界的なEVシフトが進んだ

2020年秋には、世界各国がガソリン車の新車販売規制を相次いで発表したことによってEVシフトが本格化しています。

イギリスではガソリン車の新車販売規制を2035年から2030年に前倒しし、フランスでは2040年までにガソリン車の新車販売を禁止するなど、ヨーロッパ各国はEVシフトを先導する構えです。

中国も、2035年を目処に新車販売をEVやハイブリッド車などの環境対応車のみとする方針を決定しました。

北米でも、アメリカ・カリフォルニア州やカナダ・ケベック州が2035年までにガソリン車の新車販売を規制する方針を打ち出しました。

ヨーロッパ・北米ではガソリン車が禁止されてしまうため、日本の自動車メーカーが得意とするハイブリッド車も禁止の対象となります。

世界各国が相次いでガソリン車の販売規制を発表したことによって、2020年10月から11月に掛けてEV関連銘柄に大きな資金が流入する“EV相場”となりました。

今後、EVシフトがさらに本格化していくことは間違いありませんが、EVで出遅れている日本政府や日本の自動車メーカーの対応についても注目が集まります。

3.自動車メーカー

EVに力を入れている日本の自動車メーカーについて見ていきましょう。

3-1【7201】日産自動車

日本の自動車メーカーで最もEVで先行しているのが【7201】日産自動車です。

同社は2010年から電気自動車「日産リーフ」を投入しており、2021年には新型EV「アリア」を投入する予定となっています。

【7201】日産自動車の月足チャート

2020年には6,000億円超えの巨額赤字を計上したこともあり、日産自動車の株価は壊滅状態となっています。

かつてはディフェンシブ高配当銘柄の代名詞となっていましたが、現在は配当金も無配となっており、長期投資するにはリスクがあると言わざるを得ません。

日産は日本の自動車メーカーではEVで最も先行していることは確かですが、株価は非常に厳しいことになっています。

3-2【7203】トヨタ自動車

世界最大の自動車メーカー【7203】トヨタ自動車はEVでは出遅れていますが、トヨタ初のEV「レクサスUX300e」を2020年に発売するなど巻き返しを図っています。

また、トヨタ自動車はEV向け次世代電池として期待される「全固体電池」の特許数で世界トップとなっており、トヨタのEVの切り札としてマーケットでも注目されています。

【7203】トヨタ自動車の月足チャート

トヨタの株価は、この6年間は横ばいが続いています。

これは見方を変えれば停滞しているとも言え、2020年にはEV大手テスラモーターズに時価総額で抜かれてしまいました。

日本市場では、EVでは出遅れているということもあり、自動車株はEV関連銘柄としてはあまり注目されていないというのが実情です。

4.電池メーカー

リチウムイオン電池を始めとするEV向け車載電池は日本企業が強みを持つ分野であり、日本市場では代表的なEV関連銘柄となっています。

4-1【6752】パナソニック

総合家電大手の【6752】パナソニックは、日本株を代表するEV関連銘柄です。

同社は、車載向けリチウムイオン電池市場では、韓国のLG化学や中国のCATLなどと熾烈な世界シェア争いを繰り広げており、テスラモーターズと共同でリチウムイオン電池の生産工場「ギガファクトリー」を運営しています。

【6752】パナソニックの月足チャート

パナソニックの株価は、この6年間は横ばいとなっています。

2020年の新型コロナ相場でも不調でしたが、EV相場となった直近の2020年10~11月には大きく上昇していることが分かります(上図赤丸)。

4-2【6674】ジーエス・ユアサ コーポレーション

産業用・車載用鉛蓄電池大手の【6674】ジーエス・ユアサ コーポレーションは、車載向けリチウムイオン電池に注力していることから、パナソニックと並ぶ代表的なEV関連銘柄として注目されます。

【6674】ジーエス・ユアサ コーポレーションの月足チャート

ジーエス・ユアサ コーポレーションの株価は長期的にはやや下落傾向にありますが、“EV相場”となった2020年11月には大反発となったことが分かります(上図赤丸)。

4-3【6937】古川電池

古川電工系の蓄電池メーカー【6937】古川電池は、車載向け電池に強く、2020年に最も大きく買われたEV関連銘柄の一つです。

【6937】古川電池の月足チャート

古川電池の株価は2020年に大きく動いていることが分かります。

2020年11月のEV相場でも大きく買われましたが、2020年6月には1ヶ月で3倍以上の急騰となりました。

2020年6月、同社はリチウムイオン電池を超えるバイポーラ型蓄電池を開発したことが材料視されて大きく買われたという背景があります。

4-4【6955】FDK

富士通系の電池メーカー【6955】FDKは、全固体電池や空気電池といった次世代電池の開発で注目されている銘柄です。

【6955】FDKの月足チャート

FDKの株価は、2018年からは下落傾向にありますが、2020年には反発しており、2020年11月の“EV相場”で大きく買われたことが分かります。

EV向け電池としてはリチウムイオン電池が最有力ではありますが、全固体電池や空気電池といった次世代電池銘柄にも注目しておきましょう。

4-5【4080】田中化学研究所

EVでも期待されるリチウムイオン電池は、正極材、負極材、セパレーター、電解液の4部材で構成される電池ですが、これらの材料を手掛けている銘柄もEV関連銘柄の一角として注目されます。

リチウムイオン電池の正極材を手掛ける【4080】田中化学研究所は、リチウムイオン電池の材料を手掛ける銘柄としてたびたび注目される銘柄です。

4080】田中化学研究所の月足チャート

田中化学研究所の株価は、2017年から3年間は下落トレンドとなっており、2020年11月の“EV相場”でもほとんど反応しませんでした。

ただ、リチウムイオン電池の正極材メーカーとしてはたびたび名前が挙がる銘柄であるため抑えておきましょう。また、リチウムイオン電池の正極材メーカーとしては【4100】戸田工業も有名です。

4-6【3891】ニッポン高度紙工業

電気絶縁用紙大手で、アルミ電解コンデンサ用では世界トップシェアを誇る【3891】ニッポン高度紙工業は、リチウムイオン電池のセパレーターを手掛けていることからEV関連銘柄にも位置付けられます。

【3891】ニッポン高度紙工業の月足チャート

ニッポン高度紙工業の株価は2018年からは下落していますが、2020年10~11月の“EV相場”では大きく買われたことが分かります(上図赤丸)。

なお、リチウムイオン電池のセパレーターを手掛けている銘柄としては【6619】ダブル・スコープも注目されます。

5.急速充電器メーカー

EV用急速充電器は、充電時間が長いというEVの弱点を克服するためにもポイントとなるものです。

5-1【6996】ニチコン

アルミ電解コンデンサなどで高い世界シェアを持つコンデンサメーカー大手の【6996】ニチコンは、急速充電器を手掛けるEV関連銘柄として注目されています。

また、同社はEVのバッテリーから電力を蓄電池に取り出して家庭用電力として使う「EVパワー・ステーション」を手掛けていることでも注目されます。

【6996】ニチコンの月足チャート

ニチコンの株価は2018年からは下落トレンドでしたが、2020年11月の“EV相場”では大きく反発しています。

5-2【6844】新電元工業

車載用パワー半導体メーカーの【6844】新電元工業も、EV向け急速充電器を手掛けていることからEV関連銘柄に位置付けられます。

【6844】新電元工業の月足チャート

新電元工業の株価は、2018年から一直線の下落トレンドとなっていますが、“EV相場”となった2020年11月には久しぶりの反発となりました(上図赤丸)。

6.モーターメーカー

EVはエンジンではなくモーターで駆動するため、EVが普及するとモーターメーカーには大きな恩恵となります。

6-1【6594】日本電産

世界的モーターメーカーである【6594】日本電産は、EVの普及で成長が期待される銘柄です。

同社はHDD向けなどの精密小型モーターに強みを持っていますが、近年は車載向けなど中大型モーターに注力しており、EV時代に強い銘柄として期待されます。

【6594】日本電産の月足チャート

日本電産の株価は長期的な上昇トレンドとなっており、アベノミクスが始まった2013年から2020年までに約10倍の成長となっています。

2020年11月の“EV相場”でも大きく買われており、EV時代にさらなる成長を遂げる銘柄として注目です。

まとめ

今回は、EV(電気自動車)の概要や世界的なEVシフトについて解説した上で、日本株で注目のEV関連銘柄についてチャート付きでご紹介してきました。

日本株のEV関連銘柄としては、リチウムイオン電池や急速充電器、モーターといったEV向け材料を手掛ける銘柄が物色される傾向にあります。

EV関連銘柄は2018年から2020年に掛けては苦しい値動きとなっている銘柄が多いですが、世界的にガソリン車販売規制が発表された2020年10月から11月の“EV相場”では大きな反発となっています。

今後、注目されるのはEVで出遅れている日本政府の動向です。世界各国がEVシフトを進める中で、日本だけがこの動きに乗り遅れることはできないため、EVに関する何らかの動きが出てくることが期待されます。

紫垣 英昭

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