SaaS関連銘柄はクラウドの中核テーマ株!代表的な10銘柄を抑えておこう

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紫垣英昭

昭和62年証券会社に入社し事業法人、金融法人、ディーラー経験
現在、延べ2万人近くの個人投資家に日本株の売買指導を行っている。
3年前より「全方位型トレード・システム」を提唱し、多くのプロトレーダーを育成。
著書3冊を出版、新聞、雑誌の執筆や講演も多数あり。
著書紹介

株式市場では、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)を始めとした、デジタルトランスフォーメーション(DX)に強い銘柄が大きく買われていますが、その中でも特に注目を集めているのが「クラウドサービス」です。

ただ、「クラウドサービス」がマーケットで注目を集めていることを漠然と理解していても、「マーケットで注目されているクラウドテーマとは何か?」と聞かれると、そこまでは理解していない方が多数派でないでしょうか?

ズバリ、SaaS関連銘柄こそが、クラウドの中核テーマ株として注目されているテーマ株となっています。

今回は、クラウドの中核テーマ株であるSaaS関連銘柄の概要について解説した上で、日本市場を代表するSaaS関連銘柄10銘柄についてチャート付きで解説していきます。

この記事を読んで得られること関連記事
  • SaaSとは何かがわかる
  • 新型コロナ禍でSaaS関連銘柄が注目されている理由がわかる
  • 注目されている SaaS関連銘柄のチャート値動きがわかる

1.SaaSとは?

クラウドの中核テーマと言っても過言ではないSaaSについて理解しておきましょう。

1-1 SaaSの基本概要

SaaS(サース)とは「Software as a Service」の略称で、クラウドサービスとして提供されるソフトウェアやアプリケーションのことです。

身近なサービスでは、Gmailや、AmebaやFC2などのブログサイト等が上げられます。

従来のソフトウェアは、パッケージ製品を購入してコンピュータにインストールして使う形態が一般的でした。一方、SaaSはインターネット上でソフトウェアを使えるため、コンピュータにインストールする必要がなくなります。

世界中で最も広く使われているソフトウェアの一つであるMicrosoftのOfficeを例に取ると、Microsoftはコンピュータにインストールして使う従来型の「Microsoft Office」も提供していますが、「Microsoft Office 365」という月額課金制のSaaSサービスも提供しています。

SaaSのメリットとしては、インターネット上で提供されるため、ネットにつながる環境ならば、世界中のどこにいたとしても利用できることが挙げられます。

このメリットがあるため、新型コロナで急速に普及したテレワークにおいてはSaaSサービスの活用は欠かせません。

一方、SaaSのデメリットとしては、セキュリティー面で脆弱性があることや、長期間利用する場合にはコスト面で不利になることが挙げられます。

なお、クラウドサービスに関連する概念としてはSaaSの他にも、情報システムインフラをクラウドで提供するIaaS(アイアース)、ハードウェアやOSをクラウドサービスとして提供するPaaS(パース)もあります。

1-2 SaaS関連銘柄が注目される理由は?

2020年の新型コロナ相場では、テレワークに欠かせないクラウドサービスであるSaaS関連銘柄は大きな上昇となっています。

テレワークを実施するにあたって、複数のユーザーが同時に管理・編集可能なSaaSの利便性は非常に高く、新型コロナが日本でのSaaS普及を後押ししたことは間違いありません。

ただ、SaaSの導入は新型コロナ以前からあったトレンドであり、新型コロナによって急加速されたということが正しい認識です。

特に日本では、人口減少や働き方改革によってSaaSを導入するインセンティブは高くなっており、新型コロナによってデジタルトランスフォーメーションの遅れが目立ったことで、今後さらにSaaSの導入は進むことでしょう。

代表的なクラウド株であるSaaS関連銘柄も、新型コロナ以前から成長株となっていた銘柄が多く、新型コロナ相場によって一段高となる動きが目立っています。

今回は、日本株を代表するSaaS関連銘柄10銘柄について、2020年新型コロナ相場も含んだ長期チャートとともにご紹介していきます。

2.テレワーク

新型コロナによって爆発的に普及したテレワークに強いSaaS関連銘柄を見ていきましょう。

2-1 【4776】サイボウズ

サイボウズは、テレワークに欠かせないグループソフトウェアソフトの開発に強いIT企業です。

同社は、中小企業向けグループウェア「サイボウズOffice」やビジネスアプリ作成クラウド「kintone」といったSaaSサービスを提供しています。

【4776】サイボウズの月足チャート

サイボウズの株価は、直近の新型コロナ相場では一段高となっていますが、新型コロナ以前から右肩上がりの成長株だったことが分かります。

日本市場を代表するSaaS関連銘柄であり、今後も成長が期待される銘柄です。

2-2 【3915】テラスカイ

アメリカのセールスフォース社と提携し、企業向けクラウドシステムの導入支援を手掛ける【3915】テラスカイは、日本市場を代表するSaaS関連銘柄の一つです。

なお、同社が提携するアメリカのセールスフォース社は世界的クラウド企業として知られています。

【3915】テラスカイの月足チャート

テラスカイの株価は、2015年5月のIPO以降は5年近くに渡って横ばいとなっていましたが、新型コロナ相場でレンジをブレイクアウトして一段高となったことが分かります。

2-3 【3681】ブイキューブ

テレワークや遠隔医療といった遠隔操作ソフトに強みを持つ【3681】ブイキューブも、SaaS関連銘柄として注目の銘柄です。

同社は、安心・安全・高品質で13年連続シェア1位を誇るクラウド型Web会議サービス「V-CUBE ミーティング」を提供しています。

【3681】ブイキューブの月足チャート

ブイキューブは、新型コロナ相場ではテレワークが注目されて大きく上げた銘柄ですが、月足チャートで見てみると、2014~2019年までの下げを戻した値動きとなっていることが分かります。

新型コロナ相場以降の出来高の急増は顕著なものであり(上図赤丸)、テレワーク普及の恩恵を最も大きく受けた銘柄の一つであることは間違いありません。

3.クラウドセキュリティーサービス

セキュリティーサービスをクラウドで提供するSaaS関連銘柄を見ていきましょう。

3-1 【4475】HENNGE

企業向けクラウドセキュリティーサービス「HENNGEOne」を提供する【4475】HENNGEは、セキュリティーに強いSaaS関連銘柄として注目されます。

【4475】HENNGEの月足チャート

HENNGEは、2019年10月にIPOしたばかりの銘柄ですが、この1年間は右肩上がりの上昇となっています。ただ、IPOから1年でこれだけ上げてしまっている過熱感があるため、これから手を出すのはリスクがあると言わざるを得ないでしょう。

3-2 【4493】サイバーセキュリティクラウド

導入社数国内トップを誇るクラウド型セキュリティーサービス「攻撃遮断くん」を手掛ける【4493】サイバーセキュリティクラウドは、新型コロナ下で最も成功したIPO銘柄となっています。

【4493】サイバーセキュリティクラウドの月足チャート

サイバーセキュリティクラウドは2020年3月26日にIPOとなり、IPO公募価格は4,500円でしたが、初値は約2倍となる9,210円を付けました。IPO後にも上昇は止まらず、4月21日には45,050円まで上昇(いずれも株式分割前の株価で算出)。余りにも株価が上がり過ぎてしまったため、上場からわずか3ヶ月後の6月30日には1→4の株式分割を実施しています。

IPO公募価格からの値上がり率で見ると10倍を超えており、新型コロナ相場では最も上昇したSaaS関連銘柄となっています。

4.クラウド会計ソフト

クラウド会計ソフトを手掛ける銘柄は、最も身近なSaaS関連銘柄です。

4-1 【3994】マネーフォワード

家計簿アプリ「マネーフォワード」やクラウド会計ソフト「MFクラウド会計」を手掛ける【3994】マネーフォワードは、クラウドサービスを提供しているSaaS関連銘柄に位置付けられます。

確定申告でクラウド会計ソフト「MFクラウド会計」を使っている方も多いのではないでしょうか?

【3994】マネーフォワードの月足チャート

マネーフォワードの株価は、新型コロナ相場ではマザーズ市場全体の値動きとそこまで変わらないものの大きく上昇しています。

大人気家計簿アプリ「マネーフォワード」を手掛けていることもあり、東証マザーズ銘柄の中でも身近な銘柄の一つです。

4-2 【4478】フリー

クラウド会計ソフト「freee」を提供する【4478】フリーは、マネーフォワードと並ぶ身近なSaaS関連銘柄です。

【4478】フリーの月足チャート

フリーの株価は、2019年12月のIPO以降、右肩上がりの上昇となっています。ただ、IPO以降上昇しかしていないため、そろそろ下落してもおかしくありません。

5.その他SaaS関連銘柄

その他のクラウドサービスを提供するSaaS関連銘柄を抑えておきましょう。

5-1 【4443】SanSan

法人向けクラウド名刺管理サービス「SanSan」を手掛ける【4443】SanSanも、SaaS関連銘柄に位置付けられます。

【4443】SanSanの月足チャート

SanSanの株価は横ばいとなっており、新型コロナ相場でも苦戦しています。新型コロナで出張などが少なくなってしまったことから、名刺管理サービスは厳しいということでしょうか。

5-2 【4397】チームスピリット

勤怠・業務管理クラウド型サービス「TeamSpirit」を提供する【4397】チームスピリットは、働き方改革で注目のSaaS関連銘柄です。

また、同社はアメリカのクラウド大手セールスフォースと提携していることでも知られます。

【4397】チームスピリットの月足チャート

チームスピリットの株価は上がってはいますが、直近の新型コロナ相場では苦戦しています。全体相場が大きく上げたマザーズ銘柄にも関わらず、この程度の値動きに留まっているということは強いとは言えないでしょう。

5-3 【4716】日本オラクル

アメリカのオラクル社の日本法人である【4716】日本オラクルは、ERPや人材管理など多数のクラウドアプリケーションを手掛けているSaaS関連銘柄です。

【4716】日本オラクルの月足チャート

日本オラクルの株価は、順調に上昇していることが分かります。直近の新型コロナ相場でも大きく上げていますが、他の銘柄に比べると上昇率は控えめです。

ただ、SaaS関連銘柄にも関わらず新型コロナ相場で上昇率が控えめということは、リスクが小さいクラウド銘柄であると言えます。

まとめ

今回は、SaaS関連銘柄の概要について解説した上で、日本市場を代表するSaaS関連銘柄10銘柄についてチャート付きで解説してきました。

SaaSとはクラウドサービスとして提供されるソフトウェアやアプリケーションのことで、SaaS関連銘柄とはすなわちクラウドサービス株のことであると認識して問題ありません。

クラウドはデジタルトランスフォーメーションの中でも特に注目されているテーマであり、SaaS関連銘柄は新型コロナ相場ではもちろん、長期的にも大きな値上がりとなっている成長株が多くなっています。

特に、東証一部のSaaS関連銘柄である【4776】サイボウズ、【3915】テラスカイ、【3681】ブイキューブ、【4716】日本オラクルなどはいずれも長期投資にとって絶好の値動きとなっています。

一方、新興銘柄のSaaS関連銘柄は、【4493】サイバーセキュリティクラウドや【4475】HENNGEは急騰しているものの、さすがに過熱し過ぎであると言わざるを得ません。

クラウドサービス株であるSaaS関連銘柄は今後も成長が期待されるため、抑えておくようにしましょう。

紫垣 英昭

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