VWAPとは?1日1万円以上儲けるための究極デイトレード手法

「VWAP(出来高加重平均)」というテクニカル指標をあなたはご存知でしょうか?

「移動平均線」や「ボリンジャーバンド」のように、一般的なテクニカル指標ではないので、はじめて聞く方も多いかもしれません。

もし、あなたがデイトレーダーを志し、精度の高いトレードを行いたいのなら「VWAP」は“必須の指標”であり、これを活用することでより効率的なトレードが可能になるでしょう。

機関投資家や大口投資家は1日に数多くの売買を行っていますが、その際に「目標値」とされるのが「VWAP」という指標です。

つまり「VWAP」周辺では大口取引が行われることが多く、その売買を確認することで大口投資家が相場に対して「強気」なのか「弱気」なのかが理解できるようになるのです。

したがって「VWAP」を使った投資手法を身に付ければ、より有利な売買ができるというわけです。

もちろん100%はあり得ませんが、この指標を知っているだけでも圧倒的にチャンスは増えていきますので、これを機にぜひ使えるようになっていただきたいと思います。

 

1.VWAP(出来高加重平均)とは

「VWAP」とは「Volume Weighted Average Price」の略で「ブイワップ」と呼ばれています。

日本語では「出来高加重平均」と言い、当日に取引された銘柄の価格ごとに形成される出来高(売買高)を加重平均し、数値やグラフで表されたものです。

 

「VWAP」は、『当日累積売買代金÷当日累積出来高』で計算されます。

価格ごとの出来高が算出根拠になっているため、取引の多い大型株などでは、機関投資家や大口投資家の売買の目標数値として使われていることから「VWAP」を境に多くの取引が行われています。

「VWAP」は、株価移動平均とは異なり、出来高が考慮された上での指標になるため、より取引実態に近い平均的な約定価格と言えます。

そのため「VWAP」を使った大量の取引を行う機関投資家の思惑を推察するための有効なツールなのです。

たとえば、200円で出来高2000株、205円で出来高3000株の約定があった銘柄では、(200×2000+205×3000)÷(2000+3000)=203円というふうに計算されます。

日中の取引推移が203円~205円だったとしても、大口の投資家が200円で大量の買い付けを行っていた場合は、加重平均によって約定価格は200円に近い数値になっていくことで、機関投資家や大口投資家の売買コストをある程度、予測することが可能になります。

つまりこれを僕たちのトレードに置き換えて考えれば、「VWAP」を基準にエントリーを行うことで、高値掴みの可能性を低く抑えられる効果も期待できるわけです。

このようにVWAPの使い方を理解するだけでも、勝てる可能性が劇的に高まると考えられます。

 

2.VWAPを理解するための“4つのポイント”

ではこれから「VWAP」をあなたがトレードを行ううえで、「VWAPを理解するための“4つのポイント”」についてお話していきましょう。

これは実際にデイトレードを行うときの売買判断に使用する考え方で、僕も以下の4つのポイントに注目しながらデイトレードを行っています。

どれも重要な項目なので、ぜひ覚えておいてください。

2-1 機関投資家の「目標値」として用いられる

機関投資家や、ヘッジファンドなどの大口投資家は、取引量が大きいため一度に大量の注文を入れると株価に影響を与えてしまう恐れがあります。

たとえば大量の注文で「成り行き買い」や「成り行き売り」を発注すると、当然、株価が大きく動くことになります。

また、大量の「指値注文」だと、板情報にそれが表示されてしまうことから、「この注文にはなにかあるかもしれない・・・」といったように、予想もしない思惑を広げてしまうこともあるでしょう。

そんなことを避けるために機関投資家は、「VWAP」値を使って、できるだけ市場平均に近づけるような取引を行うのです。

また最近では、コンピューターを使ったアルゴリズム取引が主流になっているため、高速かつ連続して発注するために、機関投資家にとって「VWAP」という指標は売買においての「目標値」として用いられます。

2-2 VWAPのチャートは、1日の取引の加重平均として表示される

「VWAP」という指標は、他のテクニカル指標とは違い、「1日または前場、後場」といった具合に、限られた時間軸で使う指標です。

たとえば移動平均線や、ボリンジャーバンド、MACDといった個人投資家におなじみのテクニカル指標は、「分足」でも「日足、週足」にしても連続性があります。

しかし「VWAP」という指標は、1日、また前場、後場という、限られた時間でチャートが表示されます。移動平均線のように連続して表示されることはありません。

もう一度、計算式を見ていただきたいのですが、『VWAP=当日累積売買代金÷当日累積出来高』というように、「当日」のデータで計算されるため、「VWAP」のグラフ表示は、最長1日で限定されるのです。

このことは意外に知られていませんので、ぜひこの機会に覚えておいてください。

2-3 他の投資家の損益状況を把握

「VWAP」を使ううえでぜひ覚えていただきたいのが、「株価とVWAPの関係」です。

以下は、ソフトバンク(9984)の株価(ティックデータ)に「VWAP」を表示させたチャートですが、この「株価とVWAP」の関係で、今日、ソフトバンクを売買している投資家の損益状況が掴めるのです。

もし、株価が「VWAP」を超えて推移しているようであれば、参加している投資家は概ねプラス収支と考えられ、逆に株価が「VWAP」を下回っているなら、参加している投資家は概ねマイナス収支になっていると理解されます。

一般的に、市場に参加している投資家の評価損益がプラスであれば、株価は安定する可能性は高まるでしょうし、逆にマイナスなら損切りを誘発するかもしれません。

いずれにせよ、「株価とVWAP」の関係は重要な判断材料になるといえます。

2-4 「VWAP」における、4つのチャートパターン

次に「VWAP」のチャートパターンについてお話していきたいと思います。

「VWAP」もテクニカル指標のひとつであることから、従来からある「移動平均線」を使った手法に良く似た「4つのチャートパターン」が存在します。

これは実際のデイトレードでも使えるものなので、覚えておくと良いでしょう。

2-4-1 上方ブレイク

 株価が「VWAP」を上にブレイクすると、株価上昇に弾みがつくことがあります。

株価が「VWAP」を超えるということは、参加している投資家の損益状況は改善するため「売り控え」が起きやすくなります。

よって株価の上昇に勢いが出やすくなります。これは移動平均線を使った売買手法と同じような理解でよいでしょう。

 

2-4-2 下方ブレイク

逆に株価が「VWAP」を割ってくれば、参加している投資家の損益状況は悪化するため、損失覚悟の売りが出やすくなり、買い控えが起きやすくなります。

結果、株価は下落圧力が増すと考えられます。

 

2-4-3 支持線

 機関投資家は「VWAP」の値を売買目標にしていますので、株価がVWAPを上回っている状況で大口投資家は、株価が「VWAP」に近づくまで「買い注文待ち」の可能性があるため、株価がVWAP近辺まで下がることで買い注文が入りやすくなります。

株価が「VWAP」付近まで下落してくれば、大口の買い注文が執行され、ふたたび株価は上昇することがあります。

結果、「VWAP」は、株価の支持線(サポートライン)として機能することがあります。

 

2-4-4 抵抗線

「支持線」とは逆に、株価が「VWAP」を下回っている場合には、株価が「VWAP」近辺まで上がると、損失覚悟の売りが出やすくなるので、抵抗線(レジスタンスライン)として機能することがあります。

「VWAP」付近でこのような動きになる理由は、大口の投資家がその日の平均的な株価で買う(売る)場合が多く、VWAPを基準にして売り買いすることが考えられます。

また近年台頭してきているコンピューターをつかったアルゴリズム取引の影響もあるかもしれません。

いずれにせよ「VWAP」を見て売買を行う投資家が多いということは、「VWAP」を基準に需給が生まれるという見方もできますので重要な指標だというのは十分ご理解いただけるでしょう。

 

3.チャートソフトで、VWAPを表示させる方法

それではいよいよ、チャートソフトを使って、「VWAP」を表示させる方法をお伝えしたいと思います。とても簡単に表示させることができるのでぜひやってみてください。

3-1 楽天証券の「マーケットスピード」で表示させる

まずは、楽天証券の「マーケットスピード」というソフトを使って、株価チャートと「VWAP」を表示させてみましょう。

・「マーケットスピード」にログインする

 

・ログイン後、上部メニューの「投資情報」をクリックします。

 

・左メニューの「個別チャート」をクリックします。

 

・左三角矢印をクリックして「ティック」を選択します。

 

・すると下記のように、「ティックチャート」に変わり、VWAP(水色ライン)が表示されます。

 

・チャート右側の「チャート種類」に「VWAP」と表示があればOKです。

 

・もし「VWAP」が表示されないなら、左上の「レイアウト登録」をクリックすると、「登録画面」が出てくるので、「画面レイアウト」を選択し、「情報種類」から「VWAP」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。

 

これで、「マーケットスピード」を使った「VWAP」のチャートを表示は完了です。

3-2 松井証券の「ネットストックハイスピード」で表示させる

では次に松井証券の「ネットストックハイスピード」を使って、株価チャートと「VWAP」を表示させてみましょう。

・松井証券の会員画面にログインし、「ネットストックハイスピード」を起動させます。「ネットストックハイスピード」を起動するには、あらかじめ専用ソフトのインストールを行ってください。

 

・メニューバーの「株式チャート」をクリックし、チャート画面を開きます。

 

・「日足」表示を「分足」にします。また分足の数値を入力します。ここでは「5分足」で表示します。

 

・チャート画面上で右クリックし、「テクニカル分析」から「VWAP]を選択します。

 

・すると、株価チャートに「VWAP](緑ライン)が表示されます。

楽天証券、松井証券の2社が提供するソフトを使って「VWAP」を表示させる方法をお伝えしました。

他の証券会社でも表示させるソフトはありますので、現在取引している証券会社のコールセンターにお問い合わせいただければ大丈夫でしょう。

それと「VWAP」を使う場合、ティックチャート、分足チャートのどちらが良いのかといえば、これに答えはありません。

あなたが使いやすい方を選択していただければ構いません。

 

4.実戦では、VWAPと同時に「板情報」「歩み値」を同時に見る

ここまで「VWAP」の意味、チャートパターン、証券会社のソフトを使って「VWAP」の表示方法までお伝えしてきました。

ここからはいよいよ実戦での「VWAP」を使った具体的デイトレード手法についてお伝えしていきます。

ここでは楽天証券の「マーケットスピード」を使って解説します。

実際のデイトレードでは、「VWAP」のチャートだけで判断することは正直難しく、僕を含めたプロのトレーダーはチャートだけで判断することはありません。

チャートよりももっと重要なのが「板情報」「歩み値」です。

4-1 板情報とは

「板情報」とは、その銘柄の現在価格や、売り注文の株数、買い注文の株数を価格ごとに表示されたものをいいます。

この「板情報」には、売り買い注文の株数以外に「VWAP」の数値や、取引当日の始値、高値、安値、終値などの4本値、PER,PBRなどのレシオ、信用取引の貸借倍率など、多くの情報が表示されます。

デイトレーダーにとって重要な情報で、僕は板情報から発信される相場の流れをとても重視しています。

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4-2 歩み値とは

「歩み値」とは、売買が成立(約定)した価格、株数を時系列で表示したもので、これもデイトレーダーにとってはとても重要な情報です。

左側で赤い枠で囲っているのが「歩み値」の情報です。

注文が成立するたびに時系列でどんどん情報が更新されます。

楽天証券のマーケットスピードで「歩み値」を表示させる場合、「板情報」の上部にある「歩み値」(赤枠)をクリックすると左側に表示されます。

 

「VWAP」を使ってデイトレードを行う場合は、ティックチャートと同時に「板情報」「歩み値」を監視するようにしてください。

4-3 VWAPを使ったデイトレードの具体的事例

では、「VWAP」を使ったデイトレードの具体的事例を紹介しましょう。

マーケットスピードを使った場合のワークスペースですが、左から「歩み値」「板情報」「VWAPチャート」と並べてみました。

このワークスペースはいくらでもカスタマイズできるので、あなた好みのレイアウトにしていただければOKです。

 

着目して欲しいのが、「VWAP」チャートと「歩み値」の状況です。

押し目を作った直後の14:00から上昇に転じているのがお分かり頂けると思いますが、このときの「歩み値」は、4,266円から4,270円にかけて、明らかに機関投資家らしき株数が約定しています。

それまでは100株とか500株の約定だったのが、価格上昇とともに断続的に1000株単位での売買が成立しています。

これをみると「機関投資家、大口投資家が買ってきたのでは?」と推測され、目先、株価上昇が予測されるので、このタイミングで買いに入ることもできるのです。

このようにデイトレードの精度を引き上げるためには、チャート情報だけではなく「板情報」「歩み値」も同時にみて判断を下すのが正しい方法なのです。

 

まとめ

ここまで「VWAP」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

耳慣れない言葉で難しそうに感じるかもしれませんが、理解してしまえばとてもシンプルな考え方だとお分かりいただけたかと思います。

「VWAP」は日中のデイトレードを行う上で重要な指標であり、機関投資家、大口投資家が常に監視している指標でもありますので、身につける価値は十分にあるでしょう。

日ごろから「VWAP」と同時に「板情報」「歩み値」を見るクセをつけていれば、デイトレードでのエントリーポイントや、決済のタイミングが、だんだん分かるようになるので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

紫垣英昭

 


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この記事をかいた人

紫垣 英昭

投資家 / オープンエデュケーション株式会社代表取締役。1964年大阪生まれ。甲子園出場経験者。大学卒業後、証券会社に勤務し、事業法人、金融法人営業、自己売買部門を担当。証券会社退職後、株式投資をはじめ、 日経225先物、FX等の売買指導を行い、個人投資家から絶大なる信頼を得ている。証券会社時代に培ったスキルを投資初心者でも理解できるよう売買指導を行い、今では3000人以上の受講生を抱え、「真に自立できる個人投資家」を輩出するために積極的に活動している。著書に『初心者でもがっぽり儲かる大化け「低位株」投資法』(幻冬舎)『億を稼ぐ投資法則』(ユウメディア)『少額資金で儲ける株ゴー ルデンルール』(ユウメディア)がある。