投資初心者必見!株チャート分析の「窓理論」窓開け、窓埋めとは

株式市況中継などで、「大きく窓を開けて高く寄り付いた後、さらに上値を取ってきています」などという表現を聞いたことはありませんか?

「窓」は、相場用語で、隣合ったローソク足の間に隙間が開くことです。

そして相場には「開いた窓は埋められる」という習性があります。

この「窓理論」は、市場心理が上下のどちらに働いているのかを判断するのに有効で、FX相場や指数・先物相場で良く使われるものですが、個別銘柄でのトレードでも、為替や指数・先物の窓開けを指標として使うことができます。

「窓」について、知っておくと相場の先行きが予測しやすくなり、デイトレードでもスイングトレードでも、売買戦略が立てやすくなりますので、ぜひ覚えておいてくださいね。

株の初心者の方にも理解できるように、この記事ではまず、「窓」についてのこんな疑問から説明します。

  • そもそも、窓っていったい何?
  • なぜ窓が開くの?
  • 窓を開けたら相場はどう動くの?

それでは、図を使ってわかりやすく説明して行きます。

1.「窓(窓開け)」の定義とは?

まず「窓」とは何かを説明しましょう。

図1を見てください。

図1

丸かっこを付けた所でローソク足の実体部分の間に空間ができています。このような所を窓と呼びます。

図1の(黒丸かっこ部分)のように、ローソク足の実体部分が離れていてもひげが重なっている時は、通常は窓とは呼びません。

窓は、チャートのローソク足の間にできる隙間のことですから、日足だけでなく、時間足にも週足にも使われる用語です。

1-1 窓開け

窓は、「窓開け」とも呼ばれて、株価が上昇してできる場合と下落してできる場合があります。

株価が上昇してできる時の窓のことを「上窓」と、下落してできる時の窓のことを「下窓」と呼ぶこともあります。

上窓とは、当日の安値が前日の高値以上になった場合(赤丸かっこ部分)、下窓とは、当日の高値が前日の安値以下になった場合(青丸かっこ部分)のチャートに現れます。

1-2 ギャップアップとギャップダウン

また、前日の終値に対して当日の始値が高い場合を「ギャップアップ」、前日の終値に対して当日の始値が安い場合を「ギャップダウン」と呼びます。

ギャップアップして始まったからといって、必ずしも窓が形成されるとは限りません。ギャップアップして始まった後に、株価が急落して前日の高値以下で引けてしまえば窓は形成されないことになります。

すなわち、ギャップアップかギャップダウンかは始値で決まり、窓の形成は終値まで見ないと分からないことになります。従って、前日終値から大きく乖離したギャップで寄り付いた場合には、窓も形成されやすいことになります。

 

2.日本の株式市場で、窓開けが発生する理由は?

窓は、個別株に突発的な大きな材料が出た時や、世界規模の経済・政治情勢の大きな変動があった時にできます。

2-1 夜中に材料が出た場合、寄り付き前に買いや売りが殺到し、窓ができる

日本の株式市場の通常取引は朝9時に始まり、午後3時に終わります。一方、ニューヨーク株式市場では、日本の市場が閉鎖している時間帯に売買が行われます。

このため、夜間に何らかの経済・政治情勢の変化が起こってニューヨーク市場が大きく変動すると、それは、次の日の朝の日本の市場に影響を及ぼすことになります。

例えば、日本の市場が閉まっている夜間に大きな好材料が出た場合、次の日の寄り付きで株を買いたい投資家が多くなります。

そうなると、「こんな絶好のチャンスに株を買えないと困る」と考えて、指値買い注文ではなくて成り行き買い注文をする投資家が増えてきます。その結果、前日の高値をはるかに上回る値段で寄り付くことになります。

この好材料が時間の経過とともに減衰しない限りは、最終的に、当日の安値が前日の高値以上となって上窓が形成されることになります。

このようなことから、窓は、それ程ひんぱんに現れるものではありません。

2-2 トランプショック、リーマンショック時のチャートで実際にできた窓を見てみよう

過去の大きな事件が起きた際の日経平均株価のチャートを見ながら、窓の出現の様子をチェックしてみましょう。

図2は、トランプショック以降の日経平均株価の日足チャートで、平均株価が16100円から19500円まで急騰する間に、()で示した、比較的大きめの上窓が6回出現しています。

図2

図3は、2008年のリーマンショック時の日経平均株価の日足チャートで、平均株価が12000円から8000円まで急落する間に、()で示した、大小合わせて6回の下窓が出現しています。

図3

引用)http://kapok.mydns.jp/business/

これに対して、小さな上窓が1回出現していますが、一両日中に窓埋めされてしまっています。

このように、相場の大きな変動時には何度も窓が現れる傾向があるので、窓の出現には常日頃から注意しておく必要があります。

3.窓埋めと窓理論

窓が理解できたところで、次に、「窓埋め」という用語を説明します。

3-1 窓埋めとは

窓埋めとは、窓を開けて株価が上昇あるいは下降した場合、その後、窓が閉じられる位置まで、株価が下降あるいは上昇することを指します。ちょうど、開いた窓を閉じるように見えることから、窓埋めと呼ばれます。

窓開けすると比較的高い確率で窓埋めが起こるとされ、この考えを窓理論と呼んでいます。

窓埋めについて、図4で説明します。

図4

図4に示すように、(3)でギャップアップして始まった株価は、その後(5)まで上昇したものの、(8)には下落して、窓ができる前の水準まで戻ってきました。これで窓埋め完了となります。

一方、窓理論が当てはまらない場合もあります。

図5のように、(3)でギャップダウンして始まった株価は下窓を形成し、次の(4)で再び下窓を形成した後、下降トレンドに入り、そのまま下降を続けています。つまり、この場合には、窓埋めが行われなかったことになります。

図5

3-2 窓埋めが起こるしくみ

窓埋めが起こる仕組みを、もう一度図4を使って、説明します。

図4

これを日足チャートで上窓が形成された場合とします。(2と3の間で上窓が発生 以降、かっこ内は図4の数値を参照)

窓を開けて上昇した株価のその後の推移は、材料の大きさによって左右されます。ただ、余程の好材料でない限り、しばらく上昇した後に株価は調整に入ります。(3~5が上昇、5~8が調整)

一旦調整に入ると、窓理論が頭に入っている投資家は、下の方に開いている窓が気になり始めて、「そこまで調整するかも知れない」と考えて買いを手控えます。

その結果、窓付近まで株価が下がって行きます。(5~8)

窓の部分は、売買が行われていない、いわゆる「真空地帯」です。

3-3 窓の部分は売買が行われていない「真空地帯」

通常の株式取引は、それぞれの価格に、買い手と売り手がいるため取引成立がします。

しかし窓を開けて寄り付く場合、何かの思惑があって寄り付き前に買い注文が殺到し、寄り付いた価格で買い注文が成立するため、昨日の終値と寄り付きの価格の間は売買が行われておらず、反対売買が存在しない、すなわち「真空地帯」となるのです。

一般的に、ある価格帯で多くの売買が行われた後に、株価が上下に変動して再びこの価格帯まで戻った場合、「やれやれ」と感じた投資家から反対売買が多く出されます。

一方、真空地帯では反対売買が出て来ないため、価格が飛びやすくなります。つまり、株価が窓に接近してくると、窓埋めの水準まで株価が一気に飛ぶため、窓埋めが起こりやすくなるのです。(8の窓埋めは一気に行われている)

3-3 窓埋め後の相場の動き

窓埋めが完了すると、今度は、「窓埋めが完了したのだから、今度こそ本格的な上昇相場が始まるだろう」と考えた投資家が買いを入れてきて、再び、上昇に転じることも多くあります。(9)

このように、株価は、投資家の心理に左右されて動いていますし、その投資家心理を動かす要因の一つに窓理論があることは明らかなようです。

材料がそれほどは評価されずに、市場の上昇あるいは下降圧力が小さければ窓は短期間で埋められますが、材料が将来に渡って株価に影響を及ぼすほどの大きなものであった場合、窓埋めに時間がかかることになります。

まとめ

以上のように、窓理論は株価の習性に基づいた考え方であり、投資家心理にも大きな影響を及すので、チャートを見る時には必ずチェックしておきたいものです。

ただし、そうだからと言って、窓が出現したら、何も考えずに直ちに窓理論に従って投資行動を起こすことは避けたいものです

こんなことばかりやっていては投資家としての成長は望めない上に、時として、高い授業料を払わされることになるかもしれませんよ。

窓開けや窓埋めの現象は、個別株よりも日経平均株価のような指数で見た方が分かりやすいものです。

ただ、日経平均などの指数取引は、通常の個別株取引とは違う仕組みで行うようになっています。

このため、初めのうちは、個別株売買の指針として指数のチャートを利用すると良いでしょう。

日経平均株価と日経225先物について、詳しくは以下の記事を読んでみてくださいね。

初心者でも簡単にわかる!日経平均株価と日経225先物取引

ドル円チャートを利用して日経225先物で儲ける売買手法

坂本博之
専業個人投資家、大学教授、バイオ研究職

 


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